たまたま新年ということもあったからでしょうか。
このところ、ずっと景気が悪いということもあったからでしょうか。

ここ2〜3日で、まったく違うところで見つけたコメントやつぶやきが今の時代についてとても似ていることを指摘している気がしたので、ちょっと考えてみました。

まず、最初に見かけたのは、元旦に放送されたNHK番組「NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像」という番組の中でタモリさんが言っていたコメントでした。

要約するとその内容は今の資本主義の行き詰まりを指摘しつつ、なにか資本主義の中でも新しい変化をつけなければならないというものでした。

 

そしてこの内容を見かけた翌日、たまたまFacebookの友達がつぶやいていたコメントがタモリさんの内容にとても似ていました。

彼は『いま生きる「資本論」』という本を読んだ感想を書いているのですが、今の資本主義の中での弱点を指摘した上で、それまで彼が感じていた違和感との共通性を語ってくれています。(ページのURLを載せたいのですが、閲覧権限があるようですので、やめておきました。)

さらに、昨日、tumblrで少し趣旨が違うのですが同じ感覚を感じた記事がこちら。

http://quote-over100notes-jp.tumblr.com/post/107262890271

さすがにこれはちょっと大げさかもしれませんが、でも、なんとなく雰囲気はわかるような気がします。

今までも歴史の中でいろいろとな時代が存在してきましたが、どれも完璧ではなく、必ず滅んできました。

ここ数百年は産業革命等を経て、資本主義が主流になっていますがそれも完璧ではありません。もちろん、だからといってすぐに新しい時代に変わるとは思えませんが、それでもその変化の兆しは少しづつではありますが現れているのではないでしょうか。

例えば、「シェイク・シャック」というハンバーガー屋さんをご存知でしょうか? こちらはアメリカのニューヨークなどで流行っているハンバーガーショップですが、今年、上場することになりました。このハンバーガー屋さんは味はもちろん美味しいと評判なのですが、そもそも公園内の店舗からスタートしていることもあり、環境や社会貢献をとても意識した経営になっているそうです。

http://www.nygreenfashion.com/html/foods/shakeshack.html 

このままいくと、きっと、近いうちに日本でも話題になったりすると思いますが、これが一過性のものではなく、新しい考え方として定着していくといいですね。

個人的にはこのように、売上や効率以外の要素も評価されていく社会や考え方がこれから変化していく時のキーワードになるような気がしています。

最後に、この前見つけたアメリカンジョークを。

モスクワの大学で学生がテストを受ける。
「資本主義はいかなる状態にあるのか?」
「資本主義は絶壁のふちに立っています」
「よろしい。では共産主義はいかなる状態か?」
「共産主義は、資本主義より一歩進んだ社会です」