人々の生活はインターネットや携帯電話の発達によって、ほんの20年前と大きく様変わりしています。

それは、もちろん便利になって生活の質も向上したかもしれませんが、一方で少なからずもマイナスの影響も出てきているようにも感じます。

昔は、仕事をしているときも連絡手段は電話とFAXのみ。そんな時代だったら、会社を出た瞬間に仕事から解放されて、完全なプライベートな時間を過ごせる人も多かったのではないでしょうか。
それが今では、いつでもどこでも相手と連絡をとることができ、仕事から本当の意味で離れられる時間というものがなかなかとることができません。

そんな中、ドイツでは面白い試みが出ています。

なんと、ドイツでは現在、「2016年までに、18時以降の労働を禁止する方向で法改正を進める」という話が出ているそうです。

これはドイツ人をストレスから守ることを目的としていて、労働大臣が取材で答えていました。

それに先立って、いくつかの企業ではすでに面白い試みがなされています。
例えば、フォルクスワーゲン社では社員に持たせている携帯電話のメールサーバを午後6時15分から翌朝7時までの間、停止させることで強制的にメールを読めないようにしています。
また、ダイムラー社では、社員が休暇中の場合、その社員宛のメールは全て消去してしまい、送信元の人にもその旨を伝えるメールを戻すそうです。

日本では、サービス残業が問題になっていたりしますが、ここまで本気で取り組んでいる企業はなかなかなさそうですね。

個人的にも仕事をして経済全体がよくなり、収入を得ることはいいことだと思います。
ただ、働くことが生きる目的になってしまうと少し寂しい気もします。

当たり前ですが、自分にとって一番心地いい生き方、最善の過ごし方を見つけて、それを実現していくのが幸せな人生ですよね。
インターネットや携帯電話は興味もあり楽しい分野だとは思いますが、結局は使う人がどうやって使うかによって幸せなツールにもなり不幸な道具にもなりえちゃうんですね!

http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/23/new-work-rule-in-germany_n_6529752.html